集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方 第8章 「感情の大きな移動がフロー体験を作る」に記述されている内容になります。
筆者の井上一鷹さんによると
「緊張状態から一気にリラックスする」ことで、一つのことに集中できる状態つまりフロー状態に入ることができるそうです。
その方法は理論が確立されており、プロスポーツ選手もやっている集中方法です。
簡単に言うと、
現状とは、逆の感情を与えることで、冷静さを得ることができる。
感情の大きな移動がフロー体験を作る。
と言うことです。
まずは、自分がどのような感情になっているのかを認識できるようにしていきましょう。
感情の種類について「ラッセル円環」
こちらは心理学者ジェームス・ラッセルが提唱したと言われている「ラッセル円環」といい、感情を四象限にマッピングした図になります。
それぞれの感情は、「覚醒と快」の度合いによって位置付けられます。
「興奮」は覚醒が高く、快楽が大きい
「退屈」は覚醒が低く、不快が大きい
と言う形で、逆に位置することがわかります。
このマップ上で、移動幅が大きい感情を抱くことで冷静な状態になると言います。
自分なりの感情のトリガーとなるエピソードや行動を持っておく
実際に集中したい時は、どんな感情になっているかわかりません。
その感情に応じてざっくりこの四象限で一つずつトリガーを持っておきましょう。
感情の整理
①将来への不安、自分ならもっとこできるはずだ
②過去達成したこと/これから訪れる幸福な結果
③今落ち着いて行動しなければ、マイナスの出来事が起こる
④時間を忘れるような落ち着くこと趣味など
1,3は過去の失敗などを持ち出す。
2,4は自分が幸福に感じた趣味や、仕事での達成を持ち出す。
音楽や香りも活用する
音楽や香りは、その感覚自体にリラックスしたり、感情を高める効果があります。
また、聴覚や嗅覚は、記憶に紐づきやすく、その音楽をよく聞いてた時の感情、その香りを嗅いだときの感情を呼び起こしてくれます。
集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方 第8章 「感情の大きな移動がフロー体験を作る」